PSTでどんな風になれる?

職場でのストレスで調子を崩してしまった人の場合

仕事を踏まえた今後の自分の生活や人生全体の目標や見通しを立て、その目標への一歩一歩を着実に歩み進めることができるようになります。

そうすることで、不安や焦りの軽減、自信やコントロール感の向上に繋がっていくことが期待されます。

がんをはじめとする身体疾患の患者さんの場合

「元の自分に戻るために、何かしなければ・・・でも一体何を?と、気持ちばかりが焦って空回りする」状態から、PSTで「こんな自分になりたい!」という像をイメージしながら、「“そのために、今できそうな第一歩”を考えて、実行してみる」ということを通して、次第にできることのレパートリーが広がり、いきいきと生活を楽しめるようになっていかれます。

また、できたことへの満足感を通して、自分への自信を取り戻すことができるようになります。たとえば、「つい病気のことを考えて、家族と楽しく過ごす時間がない」「自分らしい生活を送っていると感じられない」といった悩みをお持ちの方が、家族で出かける計画を立て、また実際に手近な外出を楽しんでみることを通して、「足がちょっと疲れたけれど、計画すること自体も楽しかったし、久しぶりに家族団らんを持てて嬉しさと充実感があった」と振り返る・・・といった例があります。

 

参加された方々のお言葉

 実際に、PSTを受けられた患者さんやクライアントさんからは、次のようなお言葉をいただいています。

  • 「頭に思い浮かべるだけでなく、書き出して課題を見つけて一つずつこなすのがよかった。“〜〜しなくては”というのではなく、寄り道して色々発見できるようになった」
  • 「本来の自分を取り戻せた。(開始前は、○○するのは無理/できない・・・と色々な事に対して思ってストレスだったが)もう“どこへでも自由に行けるわたし”と思える。」
  • 「これに入っていなかったら、“○○したい”と思うだけで、何もしないでいたかも」
  • 「こんな私でも、前に進んだ/成長できたかなと思う」
  • 「「できることからやればいいんだ」と思えるようになった」
  • 「週末も何もする気にならずふさぎこんでいたのが、「今日はこれをしよ」「今週はこれがんばろう」と、小さい目標や見通しをもって行動するようにしたら、すごく気分がよくて、快調に過ごせるようになった。できることも増えて、自信もついたと思う。自分が積極的になれて嬉しい。」
  • 「PSTで習ったやり方を、仕事でも活かしています」
  • 「PSTで習ったやり方を、今後も生活で使えると思った」
  • 「書くことで自分のことがわかり、行動しやすくなった」
  • 「今までは高い目標を持って「こうじゃないとダメ」と思っていたが、「出来ることからでいいんだ」「少しずつレベルを上げていけばいい」ということが分かった。」
  • 「このままじゃいけないとは思いながらどうしていいのかわからないでいた時にPSTに紹介された。今後自分がしていきたいことを導いてもらい、実行・継続していけるよう後押ししてもらった。がんばってる自分をほめてあげられる生活を送りたい」
  • 「家にいることで自分の気分が沈みがちだったということに、PSTに参加することで気づくことができた。頭痛がした時も、原因について考えて対処することができるようになった」
  • 「自分のやっていることに、自信が持てた」