第25回日本小児がん学会参加記@舞浜 2
月曜日, 12月 28th, 200911月末,ディズニーランドのすぐ傍の東京ベイホテル東急にて開催された小児がん学会に参加しました。舞浜駅から会場のホテルまではミッキーの送迎バスが走っており,これから学会と思いつつも,少しだけ夢の国気分を味わえました。今回とても印象的だったのは,公開合同シンポジウム「10代患者の死をめぐる問題」です。医師,看護師,チャイルドライフスペシャリスト,ソーシャルワーカー,ご遺族の5名のシンポジストの先生方が,それぞれの視点から,10代の小児がん患者の死と関わることについてお話しされました。子どもに死の概念どう伝えるか,患者とどこまで情報を共有し話し合うかなどについて,症例を交えながら,現場で関わる際の難しさや葛藤を語られました。「これからやりたいことがたくさんある」という若者が,どのように死と向き合い残された時間を過ごしていくのか,医療者や家族,友人などさまざまな人との関わりの中で,どのような最期を迎えていくのか,成人とは違う子どもならではの問題も多くあり,非常に考えさせられました。 (さらに…)