医療心理学・行動医学に関するネットワーク

10月, 2008のアーカイブ

関西サイコオンコロジー研究会のお知らせ

火曜日, 10月 7th, 2008

関西サイコオンコロジー研究会』の本格的な始動が決定し、この度、研究会が開催されることになりましたので、ご案内します。

[研究会の目的]
関西地区の先生方を中心に、専門関係者がネットワークを構築し、良質なサイコオンコロジーを含んだがんチーム医療を構築する。

[日時]  平成20年11月7日(金) 18:00~20:00 
[場所]  大阪中之島センター 10F
          (大阪市北区中之島4-3-53      TEL:06-6444-2100
          http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php

[会費]   1000円
[申込方法]   事前申し込みは不要

 案内をダウンロード(pdf)

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[プログラム]
[一般講演] 18:50~18:50
(座長  近畿中央胸部疾患センター 心療内科     所 昭宏 先生
      大阪大学コミュニケーションデザインセンター 平井 啓 先生 )

1.「緩和ケアチームにおける臨床心理士の活動」 ~がんサポートプログラムを中心に~」
    市立豊中病院 中央診療局 臨床心理士  金井 菜穂子 先生

2.「ディグニティ・セラピーが終末期がん患者の精神的苦痛の軽減に効果的であった一例
    大学病院緩和ケアチームにおける精神科医の活動より」

       京都府立医科大学付属病院 疼痛緩和医療部 精神神経科  羽多野 裕 先生 

3.「近畿大学医学部堺病院における心療内科医によるサイコオンコロジーの実践」
       近畿大学医学部堺病院 心療内科  小山 敦子 先生

[特別講演] 
  「がん医療における心の医学」
    国立がんセンター東病院 臨床開発センター
               精神腫瘍学開発部 部長  内富 庸介 先生  

      ( 座長   関西医科大学 心療内科学講座 教授  中井 吉英 先生 )

※会終了後、情報交換の場もあります。

問い合わせ先 は下記まで。
事務局:近畿中央胸部疾患センター 心療内科 所昭宏 先生

[学会報告]日本心理医療諸学会連合(UPM)第21回大会

金曜日, 10月 3rd, 2008

8月25日(月)・26日(火)に、立正大学 大崎キャンパスにて開催されました日本心理医療諸学会連合(UPM)第21回大会のシンポジウムで、以下の発表をしてきましたので、ご報告します。

 

「先端医療と行動医学」

演者は、主にがん医療、移植医療において、患者とその家族のQuality of Life に関する研究に従事している。その中でも患者とその家族の行動に着目した研究、すなわち行動医学的な実践や研究を行っている。これらの分野では、Evidence-based Medicine (EBM) を実現するために、さまざまな実証的研究が行われている。そのような研究により、有効性が検証された治療法(例えば新規開発の薬剤)が新たに開発されている。しかしながら、例え非常に効果が高い治療法が開発されたとしても、それを適切に利用するという患者や家族側の行動が起きなければ、間違った健康行動が修正されなければ、その新しい治療法の薬の真の効果は発揮できない。つまり、このような治療法のコンテンツに対して、治療のコンテクストに関する何らかの知見、つまり受療行動に関する実証的な知見が必要とされている。

これまでの演者の経験から、これらの分野での行動医学の研究者に求められているのは、
  1)医療場面における患者・家族の行動のメカニズムに関する研究
  2)患者・家族の行動を直接変容させるようなプログラム開発に関する研究
  3)健康行動の変容を可能とする普及啓発方法に関する研究である。

本シンポジウムではそれらの研究における演者の取り組みを紹介し、がん医療や移植医療における行動医学的実践と研究の役割について論ずる。

 

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[学会報告]日本心理学会第72回大会(2008)

金曜日, 10月 3rd, 2008

9月19日(金)-21日(日)に北海道大学で開催されました日本心理学会第72回大会にて、

以下の発表をしてきましたので、ご報告します。

Trans-theoretical ModelとTheory of planed behaviorを用いたがん患者の補完代替医療の受療行動に関する研究 
  平井 啓・古村和恵

[Abstract]
 全国の3,100人のがん患者を対象とした、がん患者の補完代替医療(Complementary and Alternative Medicine; CAM)の実態調査(2001-2004)の結果、約45%がなんらかのCAMを利用していることが明らかとなった。そこで本研究では、がん患者がなぜCAMを利用するのか、そのメカニズムを明らかにするために調査研究を行った。本研究では、がん患者のCAM利用を一つの行動としてとらえ、その行動を起こさせる意思決定、その行動を維持させる要因を明らかにするために、Trans-theoretical Model (TTM)Theory of Planed Behavior (TPB)の2つの応用行動理論を用いた。
  日本の
3つの地域のがん専門病院のがん患者1100人を対象に、質問紙調査を実施した。結果、521名の患者から有効な回答が得られ、「興味はあるが、実際にはまだ利用していない」という潜在的CAM利用者が多数いることが明らかとなった。また、CAMの利用については態度要因が強く影響している一方で、心理的苦痛のような情緒的要因はあまり関係していないことが明らかとなった。
  以上のことから、患者、家族の持つ態度へ最も影響を与えると考えられる
CAMに関する情報提供のあり方について検討し、体系を整備していく必要がある。そのために現在の研究班では、信頼できる情報をつくるための研究の継続や、ホームページや患者向けガイドブックなどのメディアを通じた情報提供活動を行っている。

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日本行動療法学会第34回大会の予定

金曜日, 10月 3rd, 2008

11月1日(土)~3日(月)、日本教育会館にて開催されます日本行動療法学会第34回大会において、以下の発表を行う予定です。

(1) 公開シンポジウム1 「日常の生活に行動療法を活かす」
   日時 : 112()  10:00-12:00
   会場 : 日本教育会館3F   一ツ橋ホール 

     平井啓 「術後肺癌患者の療養生活に活かす行動療法的サポートプログラム」 

    

     公開シンポジウムのご案内


(2) シンポジウム 「日本における認知行動療法の効果研究の現状と課題
   日時 :
112()  14:00-16:00


(3)  自主企画シンポジウム 「がん医療における認知行動療法の実践」

    日時: 113() 15:00-17:00