医療心理学・行動医学に関するネットワーク

6月, 2007のアーカイブ

はじめての質的研究法

木曜日, 6月 28th, 2007

「はじめての質的研究法」という本が東京図書から出ました。この本は、医療関係の分野でどうやって質的研究をするのかということについて、基礎的なことと事例の両方から書かれています。このうち事例編のほうに、このWebでご紹介している、Good deathのインタビュー調査での経験について平井が書かせてもらいました。ほぼ論文前編を邦訳していますので、論文を読まれる場合もこちらの本を読まれたほうが分かりやすいかもしれません。質的研究は、研究自体の個別性が高いので、こうした事例を勉強することがその方法論習得のためには一番近道だと思います。

緩和ケア臨床・研究・教育ツール

水曜日, 6月 27th, 2007

緩和ケア臨床・研究・教育ツール(palliative care clinical, research and education tools)のウェイブサイトをご紹介します。緩和ケア・緩和医療の領域で使用することが出来る各種ツールが網羅的に紹介されています。私たちが開発にかかわった、ホスピス・緩和ケア病棟のケアに対する評価尺度(CES)や死生観尺度も紹介されています。

緩和ケア臨床・研究・教育ツール(palliative care clinical, research and education tools)

Good death in cancer care: a nationwide quantitative study

火曜日, 6月 26th, 2007

Miyashita, M., Sanjo, M., Morita, T., Hirai, K., & Uchitomi, Y. (2007). Good death in cancer care: a nationwide quantitative study. Ann Oncol.

共同研究者の宮下先生が書かれた、”Good death in cancer care: a nationwide quantitative study”がオンラインで公開さ れました。この論文では、ランダムサンプリングされた約5000人の一般の人たちと約500名の遺族を対象に、調査を実施して私が昨年JPSMに報告した 質的研究で抽出した終末期医療のアウトカムとなるべき57個のGood deathの構成要素とその構造を定量的に確認した結果が報告されています。これで2000年から始まったGood death研究プロジェクトは一応終了したことになります。一連の研究の最大の意義は、終末期医療のアウトカムを「ボトムアップ」に決めていったと言うこ とにあります。これまでは、日本の終末期医療は、どちらかといえば理念や理想を中心としてきましたが、これらの研究で、患者さんやご家族、それからわれわ れ一般の人たちが考える「望ましい死と死の過程」が医療に反映されるようになるのではないかと思います。もちろんこの研究はマスとしての意見を集約したも ので、実際の臨床の場面ではこれとは別に個々の意向を丹念に聴取して、”その人のアウトカム”を個別に決めていく必要があります。

Good death in Japanese cancer care: a qualitative study

火曜日, 6月 26th, 2007

Hirai, K., Miyashita, M., Morita, T., Sanjo, M., & Uchitomi, Y. (2006). Good death in Japanese cancer care: a qualitative study. J Pain Symptom Manage, 31(2), 140-147.

この論文は一連の“Good death study”の口火をきることになった論文です。患者・家族・医療従事者を対象にインタビューを行い、 「望ましい死・死の過程」とは何かを明らかにしようとしました。これまでの終末期医療ではあまり行われてこなかったボトムアップの視点からの研究になったと思います。個人的にもインタビューアー、解析者としてもとても良い経験となった研究でした。 (さらに…)

緩和医療学会(2007)

日曜日, 6月 17th, 2007

6月22・23日と緩和医療学会が岡山で開催されました。相変わらずとても多くの参加者でにぎわっていました。来年は静岡です。

GRAPPO Webページ作成

日曜日, 6月 17th, 2007

研究グループ、GRAPPOのWebページを作成しました。この先コンテンツを追加していく予定です。