医療心理学・行動医学に関するネットワーク

‘研究活動’ カテゴリーのアーカイブ

問題解決療法(Problem-solving therapy: PST)のWebサイトを開設 

金曜日, 8月 20th, 2010

2007年から、GRAPPOのメンバーが中心となって取り組んできた「問題解決療法(Problem-solving therapy: PST)」についてのWebサイトを解説しました。

http://pst.grappo.jp 

このサイトには、主に一般市民向けと専門家向けの問題解決療法の解説と、今後はこのPSTプログラムのワークショップ開催のお知らせなどについて掲載していく予定です。また、「がん患者に対するリエゾン的介入や認知行動療法的アプローチ等の精神医学的な介入の有用性に関する研究」班で開発した「日本人がん患者に対する問題解決療法 (Problem-solving therapy for the Japanese cancer: PST-JC)」の実施マニュアルのダウンロードが可能となっています。

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論文合宿2009を開催

木曜日, 11月 5th, 2009

第1回論文合宿を2009年10月23日(金)夜から25日(日)の夕方にかけて、大阪南港にあるホテルコスモスクエア国際交流センター(http://www.kensyu-center.jp/)にて開催しました。以前からまとまった時間をとって論文を書いてみる、合宿をすればお互いに刺激をしあえるのではないかと考えており、それを実現する機会となりました。 (さらに…)

健康診査・検診受診行動に関する行動の変容ステージと意思決定のバランスについて

月曜日, 9月 14th, 2009

健康診査・検診受診行動に関する行動の変容ステージと意思決定のバランスに関する論文が、行動医学研究にてパブリッシュされました。ご関心のある方はご連絡ください。

長塚美和・荒井弘和・平井啓 2009 健康診査・検診受診行動に関する行動の変容ステージと意思決定のバランス.行動医学研究,61−68.
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乳がん患者が子どもに自身の病気について説明する際の意思決定

火曜日, 7月 21st, 2009

乳がん患者が子どもに自身の病気について説明する際の意思決定に関する論文が、Supportive Care in Cancerのオンラインにてパブリッシュされました。ご関心のある方はご連絡ください。

A qualitative study of decision-making by breast cancer patients about telling their children about their illness. Saran Yoshida, Hiroyuki Otani, Kei Hirai, Akiko Ogata, Asuka Mera, Shiho Okada and Akira Ohshima. Supportive Care in Cancer 2009 (さらに…)

終末期のがん患者を介護した遺族による介護経験の評価尺度

水曜日, 7月 1st, 2009

終末期のがん患者を介護した遺族による介護経験の評価尺度作成に関する論文が、psyco-oncologyにパブリッシュされました。緩和医療学会のニューズレターに、この論文の解説記事を投稿しました。(下記に再掲します)。ご関心のある方はご連絡ください。

Caregiving Consequence Inventory: A measure for evaluating caregiving consequence from the bereaved family member’s perspective. Makiko Sanjo, Tatsuya Morita, Mitsunori Miyashita, Mariko Shiozaki, Kazuki Sato, Kei Hirai, Yasuo Shima, Yosuke Uchitomi. psycho-oncology. 2009;18(6):657-66. (さらに…)

不安と抑うつに対する問題解決療法

水曜日, 7月 1st, 2009

「不安と抑うつに対する問題解決療法」という翻訳本が金剛出版より出版されました。この本は、イギリスのマイナーズ・ウォリスという医師・研究者が、GP(一般開業医)・プライマリーケアの医師がクリニックで問題解決療法を実施できるように書いたものです。そのため、問題解決療法のテクニカルなエッセンスが、非常に分かりやすく書かれています。現在、この本に書かれた方法をアレンジした介入方法を使って、実際にがん患者さんに対する介入研究を実施しています。

がん患者の心配評価尺度(Brief Cancer-Related Worry Inventory:BCWI)

月曜日, 6月 9th, 2008

はじめに

がん患者は、がん罹患に付随して様々な内容の心配事を抱える。これまで不安と抑うつを測定するための尺度として、Hospital Anxiety and Depression Scale(HADS)などが開発されている。これらの尺度では、不安の症状を測定することはできるが、不安や心配していることの内容を評価することはできなかった。心配事の内容を評価できることは、それぞれの患者のニーズに応じたケアの提供につながる。患者を不安にさせる要因として、感情に関する心理的要因、身体的要因や人間関係に関する要因などが挙げられている。しかし、その中でも、出来事からのイメージによって生じる心配、特に将来に対する心配は、他の「不安」と区別する必要があると考えられる。「がん患者の心配評価尺度(Brief Cancer-Related Worry Inventory:BCWI)」は、がん患者がもつ、がんと関連した心配事の内容や心配の大きさを評価するための心理尺度として開発された1。BCWIは3因子15項目からなり、下位尺度は、1)将来に対する心配(Future prospects;6項目)、2)身体に関する心配(Physical and symptomatic problems;4項目)、3)社会や対人関係に関する心配(Socal and interpersonal problems;5項目)である。

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