医療心理学・行動医学に関するネットワーク

【学会報告】日本心理学会第73回大会 8月26日~28日 京都(3)

8月末,立命館大学で開催された日本心理学会に参加しました。早大では,京都へ出発する直前に大学内で新型インフルエンザの感染者が確認され,学生全員が自宅待機という措置がとられるアクシデントに見舞われていました。出発前日まで行けるのかどうか分からない状態で,「学会参加費を払い戻しできるのかな?」,「ホテルのキャンセル料は?」とバタバタしていたのですが,なんとか無事参加できました。8月末,立命館大学で開催された日本心理学会に参加しました。早大では,京都へ出発する直前に大学内で新型インフルエンザの感染者が確認され,学生全員が自宅待機という措置がとられるアクシデントに見舞われていました。出発前日まで行けるのかどうか分からない状態で,「学会参加費を払い戻しできるのかな?」,「ホテルのキャンセル料は?」とバタバタしていたのですが,なんとか無事参加できました。

今回の私の発表は,1型糖尿病患児のサマーキャンプに関する取り組みについてまとめたものでした。1型糖尿病自体の認知度が低いせいか,「子どもが自分で注射を打つの!?」,「痩せているのに糖尿病なの?」といった病気そのものに関する説明に驚かれることが多かったです。現在研究をしている小児がんに関しても,未だに不治の病であるという認識があったり,あまり正しい理解がされていないことが多いので,もっと普及させていきたいなぁと感じました。また,偶然,私のポスターの両隣が,韓国心理学会員の人たちの小児がんサバイバーを対象とした研究でした。QOLや自己概念を質問紙で測定し,特に大きな問題はなかったという結果で,特に新しい知見はありませんでした。しかし,海外で同じような研究をしている人に出会えるというのは嬉しいものです。韓国では,小児がんに関してあまり研究が進んでおらず,一般的な認知度も低いとのことで,お互いに今後も頑張っていきたいねという話で盛り上がりました。

今回の大会では,スティーブン・ヘイズ氏の招待講演や,武藤先生らの「関係フレーム理論の可能性」など,アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)に関連するシンポジウム,ワークショップが多い印象を受けました。私もいくつか関連するワークショップに参加したのですが,なんとなく消化不良なまま終わってしまったので,後できちんと勉強したいなぁと思っているところです。

日心は幅広いジャンルの研究が集まるので,普段接することのないような研究が見られて,とても面白い学会だなと思います。自分がいかに勉強不足であるかを痛感させられましたが,同時に研究に対するモチベーションも上がりました。開催地である立命館大学は,早大所沢キャンパス並に交通の便が悪いので,全く観光できませんでしたが,会場内に設置されたブースで抹茶とお琴の演奏を楽しむことができ,京都らしさを感じながらの充実した3日間でした。

(文責 早稲田大学大学院博士前期課程 武井優子)

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