医療心理学・行動医学に関するネットワーク

[学会報告]日本心理医療諸学会連合(UPM)第21回大会

8月25日(月)・26日(火)に、立正大学 大崎キャンパスにて開催されました日本心理医療諸学会連合(UPM)第21回大会のシンポジウムで、以下の発表をしてきましたので、ご報告します。

 

「先端医療と行動医学」

演者は、主にがん医療、移植医療において、患者とその家族のQuality of Life に関する研究に従事している。その中でも患者とその家族の行動に着目した研究、すなわち行動医学的な実践や研究を行っている。これらの分野では、Evidence-based Medicine (EBM) を実現するために、さまざまな実証的研究が行われている。そのような研究により、有効性が検証された治療法(例えば新規開発の薬剤)が新たに開発されている。しかしながら、例え非常に効果が高い治療法が開発されたとしても、それを適切に利用するという患者や家族側の行動が起きなければ、間違った健康行動が修正されなければ、その新しい治療法の薬の真の効果は発揮できない。つまり、このような治療法のコンテンツに対して、治療のコンテクストに関する何らかの知見、つまり受療行動に関する実証的な知見が必要とされている。

これまでの演者の経験から、これらの分野での行動医学の研究者に求められているのは、
  1)医療場面における患者・家族の行動のメカニズムに関する研究
  2)患者・家族の行動を直接変容させるようなプログラム開発に関する研究
  3)健康行動の変容を可能とする普及啓発方法に関する研究である。

本シンポジウムではそれらの研究における演者の取り組みを紹介し、がん医療や移植医療における行動医学的実践と研究の役割について論ずる。

 

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