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肺がん患者を対象とした外来化学療法に関する意思決定のバランス尺度

概要

抗がん化学療法や支持療法の進歩により、日常生活を送りながら治療を行うという患者のニーズが増している。このことに伴って、入院で治療を行うのではなく、外来で化学療法を行うことに注目が集まってきた。しかし、肺がんを対象とした外来化学療法は、わが国では十分に普及しているとはいえない。そこで、外来化学療法に関する意思決定のバランス尺度を作成した。

対象

化学療法を受療可能な肺がん患者。ただし、肺がん以外のがん患者にも、適用できる可能性はある (適用可能性については未検討)。

項目数

20項目

下位尺度

外来化学療法に関する恩恵 (Pros for out-patient chemotherapy) 10項目
外来化学療法に関する負担 (Cons for out-patient chemotherapy) 10項目

評価方法

アンケート調査等に組み込んで評価できるが、可能であれば直接面接して1項目ずつ確認しながら評価した方がよい。

採点方法

下位因子それぞれについて合計点を算出する (各因子とも5―50点の範囲)。恩恵因子の得点から負担因子の得点を引いて、意思決定のバランス得点を算出することが可能である。

尺度の出典

荒井弘和・平井啓・所昭宏・中宣敬 (2006). 肺がん患者を対象とした外来化学療法に関する意思決定のバランス尺度の開発 行動医学研究, 12, 1-7.

本尺度を使った研究

Hirai, K., Arai, H., Tokoro, A., & Naka, N. (in press). Self-efficacy, psychological adjustment and decisional balance regarding decision making for outpatient chemotherapy in Japanese advanced lung cancer. Psychology and Health.

使用許諾

特になし。ただし、できれば研究開始時か発表時に連絡。

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