医療心理学・行動医学に関するネットワーク

第55回日本小児血液・がん学会学術集会@ヒルトン福岡シーホークに参加して

平成25年11月29-12月1日に開催された第55回日本小児血液・がん学会学術集会@ヒルトン福岡シーホーク(http://www.jspho.jp/2013fukuoka/)に参加しました。今年は15の小児がん拠点病院が指定されるなど、国をあげて小児がんの診療やサポートの体制を整えていこうという機運が高まっている年でもあります。そうしたこともあってか、前日には雪も降ったという寒空の福岡でしたが、とても賑やかな会となっていました。

この学会は毎年「日本小児がん看護学会」との併催となっているのですが、今回特別企画として「医師・看護師合同企画」が開催されていました。テーマは「日本における子どもホスピスの可能性と方向性を探る」というもの。自身のポスター発表と時間が重なっていたため初めしか聴けなかったのが残念でしたが、さまざまな立場で子どもと関わる医師や看護師が、シンポジストとして登壇していました。また今回の学会中には、世界で最初にできた英国の小児ホスピス創設者の招待講演もあり、ホスピス・緩和ケアがひとつの関心テーマとなっていることが伺えました。成人とは異なり、がん以外のさまざまな疾患をも対象とする小児緩和ケアの領域が、今後日本でどのように発展していくかはまだわかりませんが、この数年小児がん終末期支援をメインの研究テーマとして取り組んできた身として、関心の高さを感じられたことは、励みになりました。

また今回の学会では「Meet the expert」というプログラムがいくつか開催されていました。少数の若手医師が各種治療のエキスパートとなる専門家を囲みディスカッションを行うという、申し込み制の企画だったようです。7時半からというハードなスケジュールでしたが、こうした双方向的なやりとりを含むプログラムを取り入れることで、主体的に何かを持ち帰ることが、できるようになっていくのだろうと、興味深く思いました。

今回は打ち合わせ等々がいくつかあって十分に学会プログラムを満喫できなかったのですが、来年の岡山にて、今やっている研究の成果を発表できるよう、がんばっていきたいと思います。

(文責:吉田沙蘭)

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