医療心理学・行動医学に関するネットワーク

15th World Congress of Psycho-Oncology and Psychosocial Academyに参加して

11月6〜8日にロッテルダム(オランダ)で開催された15th World Congress of Psycho-Oncology and Psychosocial Academy に参加してきました。今年は、日本の先生方の発表も多かっただけでなく、浅井真理子先生(帝京平成大学)が賞を受賞されるなど、日本の研究がより世界へ伝わったのではないかと思います。

オープニングのセッションのテーマはサバイバーシップで、今年の日本サイコオンコロジー学会(JPOS)でもそうでしたが、サバイバーの仕事に関することが注目されていました。また、個人的な興味は、がん患者さんのニーズや心理的サポートサービス利用なのですが、ニーズについての研究発表が多く学びが多いものとなりました。そして、日本では見かけない、セクシュアリティに関するセッションがありました。セクシュアリティの問題と言えば私の中では女性のがん患者さんのことがぱっと出てきますが、そのセッションでは男性のがんについての発表もあり、個人的には未知の領域だったので勉強になりました。まだまだ日本では女性のがん患者さんの支援が多い印象をうけますが、男性がん患者さんの支援の必要性も感じました。

ポスター発表では、サバイバー支援、スタッフ教育に関する発表が多かった印象ですが、もちろん不安・抑うつ・睡眠障害・スピリチュアリティ・死に場所の選好に関する発表もありました。新しいなと感じたのは、子宮頸癌ワクチンの接種に関する研究です。親が子供にワクチンをうたせるかどうかについて計画的行動理論とその他の変数で検討されていました。日本ではその摂取についてはよくニュースにもなっていますし、日本で同様の研究をやったらどうなるのだろう!と思った次第です。

 

(私は参加していませんが、4〜5日のワークショップも内容が充実していてよかったと参加された先生がおっしゃっていました。)

 

今回の経験を励みにし、今後一層努力していきたいと思います。

(文責:松井智子)

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