医療心理学・行動医学に関するネットワーク

肺がん患者におけるサポートネットワークサイズとその予測要因

塩崎麻里子,平井 啓,所 昭宏,荒井弘和,中 宣敬:肺がん患者におけるサポートネットワークサイズとその予測要因.心身医学 46: 883-890, 2006.

要約

肺がん患者98名を対象に質問紙調査を行い,認知しているサポートサイズの実態を把握し,サポートサイズを予測すると考えられる変数を探索した.その結果,認知されたサポートサイズは中央値が3名,平均が4.3±2.8名(男性4.6±3.1名,女性3.5±2.8名),回答範囲が0〜20名であった.また,階層的重回帰分析を行った結果,検討した予測変数のうち情緒的サポートよりもサポートサイズの分散を予測していたのは,患者の病気に対するセルフエフィカシーだけであり,精神的状態(HADS),身体的状態(痛み,PS,代表的な副作用),年齢,性別,受療方法(入院・外来),婚姻状態には,有意な関係が認められなかった.サポートサイズの認知は,患者の認知的特徴に影響を受けることが示唆された.

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